11/6(水)「フードバンク安房」の開所式が行われました。フードバンクちば一極集中の解消と、地域で集めた食品を地域で使ってもらう拠点分散の事業として、南房総エリアにおける活動拠点の設置に向けて、1年半ほど地域の社会福祉協議会、中核地域生活支援センター、生活協同組合、子ども食堂、NPOや有志の皆さんと話し合いを重ねてきました。その第一歩として館山市波左間にある空き家を活用してフードバンク活動をスタートしました。
コンセプトは「必要なときに、必要な場所に迅速に柔軟に食品を届ける」
南房総エリアは、県内でも少子高齢化が進む地域でもあり、過疎化・孤立化の問題も広がっています。また、令和元年房総半島台風(台風15号)の被害やコロナ禍の問題もあり、地域経済の疲弊は進んでいます。地域内の困窮ニーズの掘り起こしには、食糧支援は大変有用です。
また、各市町の社会福祉協議会を窓口にしたフードバンクちばのフードドライブ(家庭等からの食品の回収)では、お米を中心にかなりの食品が集まっていますが、これまで、集まった食品は千葉市のフードバンクちばでいったん回収し、県内全域の支援に活用させていただいている状況でした。
各行政や社会福祉協議会とはこれまでも連携してきましたが、フードバンクの拠点があれば、食糧支援をより利用しやすくするなると考えます。
そんな中、地域コミュニティづくりの動きも少しずつ始まっています。鴨川市や館山市でも新たな子ども食堂が立ち上がりました。どちらの子ども食堂も対象を子どもに限定せず、地域のお年寄りや移住者も隔てなく利用できるよう呼びかけています。フードバンクによる食品提供で、市民による地域コミュニティづくりの立ち上げ、その継続を後押ししていきたいと思っています。
当日は、運営に協力いただいている団体関係者、波左間区長、商工会議所の方など、地元の方々にもお集まりいただき、開所の経緯や今後の抱負などを共有させていただきました。
交流会では、未利用魚(規格外や調理の手間がかかるなどの理由で廃棄されてしまう魚)を使ったアラ汁、アルファ化米おにぎりなど、フードバンクならではのメニューで交流を図りました。
まだまだこれからですが、地域に必要な存在として機能していけるよう取り組んでまいります。