フードバンクちばのこと
Food Bank Chiba
フードバンクちばのキャラクター「おたまちゃん」のハートは、多くの方々からいただいた食品を表しています。あわせて、フードバンク活動に携わっているたくさんの方々が困っている方の役に立ちたいという温かい思いや食品を受け取った方々の感謝の気持ちがつまっています。フードバンクちばは、多くの人達の想いをつなぐ役割を担っています。
日々の生活の中で、大切な食べ物が余ってムダに捨てられないように、食べ物に困っている人がいなくなるように、私達は活動を続けていきます。
フードバンクちばの
めざすもの
Our Goals
フードバンクちばは、これまでの10 年間の活動で得たノウハウを活かし、県内の中核的なフードバンクとしての役割を担い、寄贈元と提供先のマッチ
ングはもちろん、さまざまなニーズに対する調整役としての役割を強化し、身近な地域で迅速な支援が受けられる体制づくりを推進しています。食品の
寄贈や寄附に関わる個人、企業や団体、食品の提供先となる個人や支援団体のみならず、誰もがともに支え合う社会を目指しています。
フードバンクちばの課題
Our Problem
フードバンクの活動は、無償で引き取った食品を無償で提供するため、食品の行き来に伴う収益は全くありません。一方で、活動を継続するためには、
食品の管理に必要な場所、日々の活動を担う人手、そして運営にかかるお金を確保しなければなりません。日々の活動は、地域のボランティアの方々や
企業・学校などさまざな団体のご協力で成り立っています。
場所にかかる費用(倉庫家賃・水光熱費など)や食品の移動にかかる費用(宅配料・梱包費・車両維持費・燃料費など)・スタッフの人件費や事務経費(通信費・システム管理費など)などの運営にかかる経費は、多くの方の善意のカンパや寄付および助成金で支えられています。
コロナ禍や物価高騰の影響で、フードバンクによる食品支援は困窮者支援のツールとして欠かせないものになりつつあります。ここ数年で予想以上に活動規模は拡大している一方で、人手や財源が追いついていません。
フードバンクちばの活動
Our Work
包装の破損や印字ミス・賞味期限が近づいた等の理由で品質には問題がないにもかかわらず廃棄されてしまう食品・食材を千葉県内の企業・団体・個人を中心に引き取り、福祉施設や当事者団体等へ、また支援機関を通じて生活にお困りの方々へ無償で提供しています。千葉県の中核的なフードバンクとして県内でフードバンク活動が円滑に行えるように、そして困った時に身近な地域で速やかに支援が受けられるようにサポートしていく役割も担っています。さらにフードバンク活動を通じて自立へ向けてのサポートも展開しています。
フードバンクちばは、「集める」「届ける」「広める」を活動の柱に活動しています。
食品を集める
企業や個人から食品を回収
食品ロス削減の取り組みの一環として余剰食品の提供を呼びかけ回収しています。県内外の食品関連企業をはじめ、さまざまな企業からも災害備蓄品等のご提供をいただいています。
> 法人・団体からのご支援
フードドライブの開催
フードドライブとは、家庭で余ってしまった食品を回収する活動です。企業内フードドライブや店舗でのフードドライブ等さまざまな形で活動が広がっています。フードバンクちば主催の年3回のフードドライブでは、多くの協力団体をはじめ、千葉県内の社会福祉協議会等に回収窓口としてご協力いただいています。
> フードドライブ回収場所一覧
さまざまな団体との連携
千葉県内の生活協同組合をはじめ、千葉ロータリークラブやちば産学官連携プラットフォーム等、さまざまな企業や団体と連携し、フードバンク活動の普及啓発に取り組んでいます。
> さまざまな取組事例
食品を届ける
福祉施設や支援機関、
子ども食堂などに提供
児童養護施設、母子支援施設、障害者施設、当事者団体、定時制高校、子ども食堂やフードパントリーを運営する団体等への食品の提供を継続的に行っています。支援機関向けの食品配布会も行っています。
> 法人・団体へのご支援
生活にお困りの方々には
支援機関を通じて食品を提供
困窮していても声を上げられない方が地域にはたくさんおられます。社会福祉協議会等、地域の支援団体や相談窓口等を通じて緊急性の高い方を優先して宅配便で食品を提供しています。
大口の寄贈品を活用して
食品配布会を開催
建物に併設している広い駐車場を活用して、大規模な食品配布会も行っています。受け入れが難しい大口の寄贈品等をその場で配布することで、食品ロスの有効活用にもなっています。
> 個人へのご支援
活動を広める
ボランティア活動を通じて
社会参加の機会を創出
施設見学や視察の受け入れ
講演会や学習会への参加
フードバンクちばの施設見学や視察の受け入れ、活動体験会の実施、各種イベントへの参加し、フードバンク活動の普及・啓発に努めています。また、ご依頼に応じて講演会や学習会へも参加しています。
食品ロスの削減=困窮者支援
=仕事おこしへ
食品ロスを困窮者支援につなげるフードバンク活動を通して築いたネットワークを活かし、地域を基盤とした仕事おこしや生きづらさを抱える方々が担い手として活躍できる場の創出など、新たな可能性を開拓していきます。